臨床応用の実際

・臨床応用の実際


18年ほど前、日本に初めてテトウストレが入ってきたころには、いくつかの医療機関が競ってテトウストレの臨床試験をしていた時期があります。

臨床試験といっても、そのころは化学薬剤以外で臨床試験を評価する習慣がなく、そうしたデータを出してくれる業者も、もちろんありませんでした。

当時、代替医療の「ハシリ」ともいえる医師の方たちが、いち早くテトウストレに目を付けて患者に試し、その効果を書き記したという程度です。

日本の土壌では、健康食品について組織を挙げて研究する大学や研究機関というのは難しかったかも知れません。

記録に残っているかつての医療機関には、出水川医院、島田クリニック、巽病院などがあり、医師以外に富山医科薬科大学の科学者たちも研究していたようです。

何ごとにも「エビデンス」という言葉が声高に叫ばれるようになってからは、健康食品にも臨床試験や動物実験を実施してデータを出す業者が増えましたが、その費用は決して安いものではありません。

日本でテトウストレの普及にじっくりと取り組んできた組織は1社しかありません。我が国では、テトウストレは決して知名度の高いものではなく、口コミなどで細々と広がってきたといえるでしょう。

その中で、現在テトウストレを研究しているのは、神戸大学の科学者や東京の一部の医療機関です。

特に、病気や治療法に関する的確な評価を不可欠とする松元医師は、血液研究の一環としてテトウストレを研究し、多くの患者さんに勧めておられます。

松元博士は、血液研究の権威として日本よりも海外での評価が高く、2013年には米国の伝統ある「ニューヨーク科学アカデミー」に選出されました。日本では数少ない会員の1人です。

博士によりますと、患者さんの血液を特殊な培養で治療薬との相性をみると、薬理作用と副作用との兼ね合いで、相性が良い場合は患者さんの血液の状態が良く、長生きするといいます。逆に、相性の悪い場合は析出物が観察されたり、血液の状態が悪くなります。

* 血液培養写真参照

現在の日本の医療現場では、このように偶然テトウストレを知った医師たちが、独自に臨床応用をしているという段階です。

糖尿病の壊疽に対して、マゴット療法が有効であるとして近年普及してきましたが、そこに携わる医師たちにも知られ始めているようです。

糖尿病というのは、化学薬剤ではなかなか完治せず、しかもガンや余病の罹患率も高いため、決して侮れない病気です。極論するならば、糖尿病は代謝障害ですから、何が起こってもおかしくないと考えるべきでしょう。

テトウストレのような植物を、個々の医師が独自に臨床応用するのではなく、ロペス氏が私財を投じて大掛かりな臨床試験を行ったように、いくつかの大きな組織が一体となって研究し、成果を公表することが望まれます。


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